真夏の世の夢
2010年 07月 31日
先週の土曜日ですが、クリストファー・ノーラン監督作品"Inception"インセプションを観に行ってきました。
大画面で見たかったんだけど、一番大きいスクリーンは恐らくトイストーリー3に奪われていたようで残念。
とにかく何としてももう一度観たい、観なければ・・・出来ればこれはIMAXで観たいところ。
あの街が折れ曲がるシーンや無重力での格闘シーンなど、恐らく殆ど予告で流れてしまっていたと思うけど、本編を見ると衝撃はあまり失われていませんでした。
出だしが少し難解で置いていかれそうになりましたが、それがようやく解けると一気にクリストファー・ノーランの世界にはまり込み時間があっという間に過ぎて行きました。
後でいろいろ後付け情報を読んでいると、見逃している箇所が余りに多くてこれはやっぱりもう一回観に行かなくちゃ。
キャスティングが最高。
ディカプリオは相変わらず渋い顔をして苦悩を滲ませ迫真の演技(最近そればっかりな気がするけど)、その妻役として今が旬のマリオン・コティヤール、バットマン・ビギンズの時のようなチョイ役ではなく主役級の渡辺謙(監督は彼を想定して脚本を書いたらしい)、一気にブレークしそうなジョゼフ・ゴードン レヴィット、イケメンどころでトム・ハーディ(この人の出てる映画をことごとく観てない私)
若手女優では"ジュノ"から華麗に成長したエレン・ペイジ、そしてノーラン作品ではお馴染みになったキリアン・マーフィ、御大マイケル・ケイン。
そしてクレジットでやっと思い出したトム・ベレンジャー(いい歳になってたな~)豪華ですね。
日本人にとって渡辺謙の堂々とした演技が嬉しかったです。煽られたビギンズの時はどうしようかと思ったけどw 今回はかなり重要な役どころで世界のワタナビになってました。
特にディカプリオ演じるコブの右腕役・アーサー役のジョゼフ・ゴードン-レヴィットが良かったな~。
大昔見た"リバー・ランズ・スルー・イット"というまだブラピも売り出し中の頃の映画に出てたと知って驚き。ブラピの少年期を演じてたらしいが顔を全く覚えてないorz
ちょっと影のある感じがどうも、ただならぬ雰囲気を感じたから調べてみたら、ゲイ日系米人監督グレッグ・アラキの"ミステリアス・スキン"という映画に出たらしい。
さすがにキツイ内容のようなので見ないと思うけど・・・唯一見たリヴィング・エンドはまぁ良かったんだけどな・・・独り言・・・
その映画での演技は凄く良かったらしいし(よく演じたな)、そんな経歴がまた一筋縄では行かない感じにしていて今回の要チェックNo1俳優でした。
クールで飄々としたたたずまいにド真ん中を射抜かれた感じ。細腕かと思いきや肉弾戦もスタントなしでやったらしい。
Youtubeで見たTV番組に出てた彼はWBCで優勝した時のイチローみたいなハイテンションさだった(笑)
ノーラン監督のバットマン3ではリドラー役をオファーされてるらしい。監督も惚れるよね。ヒース・レジャーみたいに吹っ切れるとこまで吹っ切る演技をまた見たいとは思わないけど、彼ならまた違う悪役を演じてくれると思う。
後ついでに書いてしまうと、トム・ハーディはバイセクシャルだと公言したとか・・・何となくね、何となくだけど男に興味ありそうな感じはした。フェロモン全開だったしね。ジョゼフと並んでる所見てたら何となく想像してしまった。(何をだ)
まぁ話がかなりそれちゃいました。実際はこの映画は見てる間そんな事を考える暇は無いです!見終わった後興奮しながら画像探しているうち色々思い浮かんで来てしまったんであって。
無理やり話を戻すと、女優ではエレン・ペイジが事の他良かったです。
"ジュノ"ではアバンギャルドに生きる女子高生だったけど、今回もその匂いを漂わせつつ、苦悩する主人公のそばで彼の救い手となる指針のような役割を演じきって凄く印象に残りました。
しかし映画の内容全く触れずですねw
他人の潜在意識に潜り込みアイデアを盗むその道にかけては超一流のコブ、犯罪暦と同様危険と隣り合わせで国にも帰れず、おまけに妻が彼との途方もない長い夢の中での生活に漬かり切ってしまい現実に戻れず、精神破綻でついには自殺するという過去も持っている。
自責の念に駆られ続けながらもコブは子供たちのいる我が家へ帰りたいと切望する。
そこへ大企業の社長サイトー(渡辺)からライバル会社の息子ロバートの潜在意識に彼の父親が築いた会社を潰すというアイデアを"インセプション"するよう依頼される。成功の報酬は犯罪暦の抹消と家への帰還。
コブはアーサーと共にまず仲間を世界中から集め、サイトーも交えロバートの乗る飛行機でのフライト10時間の間に計画を遂行する・・・のがあらすじ。
殆どのシーンが夢の中、それも1層~3層、そしてそれ以下は堕ちると現実の世界へ戻って来れなくなる"虚無"の世界。1層での時間の経過がその下へ行くほど長くなっていくというのが面白い。
壮大なハンス・ジマーのオーケストラも相まって、SFともミステリーとも。どう形容していいのか分かりませんがダークナイトでもしつこい程に見た生身の人間が過去の記憶に苦悩し葛藤の中でもがき闘い、そこへエンターテイメント、奇想なアイデアで圧倒的に迫る間違いなく2010年で最高の一本でした。
夢から覚めた夢っていうミュージカルの題名がありましたね。
それを思い出しました。コブが悲願の帰宅を終えて子供達と再会したのが現実であって欲しいんですけど、違うような、どっちとも取れるラストでした。その分ちょっともやもやするなぁ。
大画面で見たかったんだけど、一番大きいスクリーンは恐らくトイストーリー3に奪われていたようで残念。
とにかく何としてももう一度観たい、観なければ・・・出来ればこれはIMAXで観たいところ。
あの街が折れ曲がるシーンや無重力での格闘シーンなど、恐らく殆ど予告で流れてしまっていたと思うけど、本編を見ると衝撃はあまり失われていませんでした。
出だしが少し難解で置いていかれそうになりましたが、それがようやく解けると一気にクリストファー・ノーランの世界にはまり込み時間があっという間に過ぎて行きました。
後でいろいろ後付け情報を読んでいると、見逃している箇所が余りに多くてこれはやっぱりもう一回観に行かなくちゃ。
キャスティングが最高。
ディカプリオは相変わらず渋い顔をして苦悩を滲ませ迫真の演技(最近そればっかりな気がするけど)、その妻役として今が旬のマリオン・コティヤール、バットマン・ビギンズの時のようなチョイ役ではなく主役級の渡辺謙(監督は彼を想定して脚本を書いたらしい)、一気にブレークしそうなジョゼフ・ゴードン レヴィット、イケメンどころでトム・ハーディ(この人の出てる映画をことごとく観てない私)
若手女優では"ジュノ"から華麗に成長したエレン・ペイジ、そしてノーラン作品ではお馴染みになったキリアン・マーフィ、御大マイケル・ケイン。
そしてクレジットでやっと思い出したトム・ベレンジャー(いい歳になってたな~)豪華ですね。
日本人にとって渡辺謙の堂々とした演技が嬉しかったです。煽られたビギンズの時はどうしようかと思ったけどw 今回はかなり重要な役どころで世界のワタナビになってました。
特にディカプリオ演じるコブの右腕役・アーサー役のジョゼフ・ゴードン-レヴィットが良かったな~。
大昔見た"リバー・ランズ・スルー・イット"というまだブラピも売り出し中の頃の映画に出てたと知って驚き。ブラピの少年期を演じてたらしいが顔を全く覚えてないorz
ちょっと影のある感じがどうも、ただならぬ雰囲気を感じたから調べてみたら、ゲイ日系米人監督グレッグ・アラキの"ミステリアス・スキン"という映画に出たらしい。
さすがにキツイ内容のようなので見ないと思うけど・・・唯一見たリヴィング・エンドはまぁ良かったんだけどな・・・独り言・・・
その映画での演技は凄く良かったらしいし(よく演じたな)、そんな経歴がまた一筋縄では行かない感じにしていて今回の要チェックNo1俳優でした。
クールで飄々としたたたずまいにド真ん中を射抜かれた感じ。細腕かと思いきや肉弾戦もスタントなしでやったらしい。
ノーラン監督のバットマン3ではリドラー役をオファーされてるらしい。監督も惚れるよね。ヒース・レジャーみたいに吹っ切れるとこまで吹っ切る演技をまた見たいとは思わないけど、彼ならまた違う悪役を演じてくれると思う。
後ついでに書いてしまうと、トム・ハーディはバイセクシャルだと公言したとか・・・何となくね、何となくだけど男に興味ありそうな感じはした。フェロモン全開だったしね。ジョゼフと並んでる所見てたら何となく想像してしまった。(何をだ)
まぁ話がかなりそれちゃいました。実際はこの映画は見てる間そんな事を考える暇は無いです!見終わった後興奮しながら画像探しているうち色々思い浮かんで来てしまったんであって。
無理やり話を戻すと、女優ではエレン・ペイジが事の他良かったです。
"ジュノ"ではアバンギャルドに生きる女子高生だったけど、今回もその匂いを漂わせつつ、苦悩する主人公のそばで彼の救い手となる指針のような役割を演じきって凄く印象に残りました。
しかし映画の内容全く触れずですねw
他人の潜在意識に潜り込みアイデアを盗むその道にかけては超一流のコブ、犯罪暦と同様危険と隣り合わせで国にも帰れず、おまけに妻が彼との途方もない長い夢の中での生活に漬かり切ってしまい現実に戻れず、精神破綻でついには自殺するという過去も持っている。
自責の念に駆られ続けながらもコブは子供たちのいる我が家へ帰りたいと切望する。
そこへ大企業の社長サイトー(渡辺)からライバル会社の息子ロバートの潜在意識に彼の父親が築いた会社を潰すというアイデアを"インセプション"するよう依頼される。成功の報酬は犯罪暦の抹消と家への帰還。
コブはアーサーと共にまず仲間を世界中から集め、サイトーも交えロバートの乗る飛行機でのフライト10時間の間に計画を遂行する・・・のがあらすじ。
殆どのシーンが夢の中、それも1層~3層、そしてそれ以下は堕ちると現実の世界へ戻って来れなくなる"虚無"の世界。1層での時間の経過がその下へ行くほど長くなっていくというのが面白い。
壮大なハンス・ジマーのオーケストラも相まって、SFともミステリーとも。どう形容していいのか分かりませんがダークナイトでもしつこい程に見た生身の人間が過去の記憶に苦悩し葛藤の中でもがき闘い、そこへエンターテイメント、奇想なアイデアで圧倒的に迫る間違いなく2010年で最高の一本でした。
夢から覚めた夢っていうミュージカルの題名がありましたね。
それを思い出しました。コブが悲願の帰宅を終えて子供達と再会したのが現実であって欲しいんですけど、違うような、どっちとも取れるラストでした。その分ちょっともやもやするなぁ。
by loviemma | 2010-07-31 17:06 | 映画・ドラマ・TV